クリプ屋です。
「ビットコインを買ったあとどうやって現金に変えるの?」
「現金に変えるとき注意することってある?」
ビットコイン投資を始めようとしたとき、こうした悩みを抱えている方も多いと思います。
ビットコインなどの仮想通貨を現金に変えるときは手数料や税金が発生してしまいます。知らずに現金にしてしまうと損することもあるので注意しましょう。
そこで本記事では、次のことをお伝えしていきます。
・仮想通貨取引所で現金に変えるときに発生する手数料
・ビットコインを現金化したとき発生する税金
・現金化のメリット・デメリット
本記事を読み終えるころには、ビットコインを効率よく現金に変える方法を理解しつつ、知らないうちに税金が発生していたなどの状況を避けられます。
もしあなたが「これからビットコインを買ってみたい」、「現在ビットコインを保有していて現金化するか悩んでいる」のであれば、ぜひ最後まで読んで学んでいってください。
ビットコインを現金化する3つの方法
ビットコインを現金に変える方法は、主に次の3つになります。
・販売所で売って現金にする
・取引所で売って現金にする
・ビットコインATMで出金する
おそらく「暗号資産交換所」で売却して日本円など法定通貨に変えることが、最も一般的でよく利用することになります。
なので、販売所(取引所)で交換するときの注意点はしっかり理解しておきましょう。
販売所で売って現金に変える
販売所でビットコインを売って現金に変える時に知っておくべきことは、次の通り。
・好きなタイミングで現金化できる
・売却の注文を出して約定(確定)するまで待つ必要がない
・購入価格と売却価格の差(スプレッド)が実質的な手数料となる
販売所での現金化は、売りたい枚数のビットコインを入力して「売る(売却)」のボタン一つで操作が完了するので、初心者でも簡単に行えます。
取引所と違って暗号資産交換業者(コインチェックやビットフライヤーのこと)を相手に行うので、注文から約定(確定)するまで待ち時間がなく、好きなタイミングで現金に変えられます。
購入価格と売却価格の価格差(スプレッド)が実質的な手数料として取られてしまうので注意しましょう。
たとえば、記事を執筆時のコインチェック(販売所)のスプレッドは、次の通り。
購入額:1BTC=5,514,503円
売却額:1BTC=5,191,200円
ふたつの差額は323,303円となり、これが暗号資産交換業者の利益になるんですね。
スプレッドは交換業者によって異なるので、現金に変えるときは確認しておきましょう。
取引所で売って現金に変える
取引所でビットコインを売って現金に変える時に知っておくべきことは、次の通り。
・手数料を安く抑えられる
・ユーザー同士で売買するので注文が約定(確定)するまでに時間がかかる
・販売所に比べて注文方法が複雑になる
販売所とは別に取引所を使ってビットコインを現金化することもできます。
取引所で売却するメリットは手数料を安く抑えられる点です。
その分、注文の仕方が販売所と違って少し複雑になってしまうので知識と経験が必要になるため注意しましょう。
取引所によって、注文するときに「成行」「指値」「逆指値」「逆指値成行」など、どのタイミングで売り(買い)の注文を出すかを自分で決めます。
またユーザー同士で売買するので、注文出してもすぐに約定するときとそうでないときがあります。
なので、
・手数料は気にしないから少しでも簡単に換金したなら「販売所」
・注文方法は大丈夫だから手数料を安く抑えたいなら「取引所」
と、それぞれの判断軸で自分にあった方法を選ぶようにしましょう。
ビットコインATMで出金する
ATMと聞くと銀行のATMを想像すると思いますが、ビットコインATMではウォレットに入っているビットコインを売って現金として引き出したり、現金やデビットカードを使ってビットコインを購入することが可能です。
Bitcoin ATM Maps(https://coinatmradar.com/)によると、世界には2022年4月現在、約36,000台のビットコインATMが設置されて稼働していますが、日本で設置されているビットコインATMはありません。
2018年ごろには日本国内でも数台稼働していたものの、現在は撤去されてしまったようですね。
現金化するときの注意点
ビットコインを現金へ変えるとき、とくに注意しておきたいのが「課税対象になる」ということ。
令和3年12月に国税庁が出している資料によれば、暗号資産で課税されるのは次の4つ
・暗号資産を売却した場合
・暗号資産で商品を購入した場合
・暗号資産同士の交換を行った場合
・マイニング、ステーキング、レンディングなどで暗号資産を取得した場合
暗号資産に関する税務上の取扱について(情報)ー国税庁より
(https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/virtual_currency_faq_03.pdf)
ビットコインを売却した場合は上記の1の「暗号資産を売却した場合」にあたるので税金が発生します。
暗号資産の売却利益は「雑所得」
暗号資産の売却で得た利益に対してかかる税金は「雑所得」扱いになります。
年間で利益が20万円を超えると確定申告が必要になってきますが、この時、売却で得た利益以外にも「暗号資産同士を交換した場合」なども課税対象となるので計算には注意しましょう。
そして課税の方法ですが、雑所得は所得が増えれば増えるほど税率が上がる累進課税になり、最大45%(住民税が一律10%なので合わせると最大55%)もの税金が課せられます。
暗号資産の税制度はまだまだ整備途中なので、随時国税庁などのHPはチェックしておきましょう。
不安ならば暗号資産に精通している税理士などへの相談をしてみるといいです。
ビットコインを現金化するメリット/デメリット
ビットコインを現金化するデメリット
ビットコインを現金化するデメリットは、次の通り。
・含み損での現金化は「損失を確定させた」ことになる
・損切り後に高騰したら利益を出せない
・暗号資産を使ったサービスが使えなくなる
1.含み損での現金化は「損失を確定させた」ことになる
投資の「含み益」や「含み損」は、確定するまでは絵に描いた餅で、損も得もしていません。
「投資は利益を最大化するよりも損失を最小化する方が大切」と言われているので、損失確定は重要なことです。
しかし、焦って損失を確定させるまえに一度、ここからプラス(含み益)になることはないのかを考えてみるようにした方がいいですね。
考えすぎて売ることもできない含み損を抱えた状態、いわゆる塩漬けになる可能性もあるので、このあたりの判断には経験が必要になります。
2.利益確定後に高騰しても利益を追えない
暗号資産は値動き(ボラティリティ)が激しい商品です。
一時的に価格が下落することはよくあるので、多少価格が上下したからと利益を確定してしまうと、それ以上利益を追っていけません。
あらかじめ決めていたルールを元に利益を確定するなら大丈夫ですが、値動きを見て慌てて利益を確定してしまうのは、逆に損失につながることもあるので注意しましょう。
どうしても確定させたい場合は、一度にすべてじゃなく半分だけなど分散して利益を確定しつつ様子見をオススメします。
3.暗号資産を使ったサービスが使えなくなる
もしあなたがレンディングやステーキングはビットコインなどの暗号資産を使ったサービスなので、現金に変えてしまうとこうしたサービスが使えなくなります。
また、保有している暗号資産によっては、開発が進むことで新しいサービスなどが開始することもあるので現金化することで、デメリットになってしまうこともあります。
ビットコインを現金化するメリット
ビットコインを現金化するメリットは、次の通り。
・法定通貨にすることで使い道が広がる
・暴落時のリスクを最小限に抑えられる
・利益が出ているときに確定させることで次に繋げられる
法定通貨にすることで使い道が広がる
暗号資産が広がっているとはいえ、まだまだ日常生活では円の方が使える幅が広いです。
生活防衛資金をしっかり用意していても何があるかわからないので、手元に円などの法定通貨にして置いておくことで、”いざ”というときにキャッシング等からお金を借りずに対応できます。
暴落時のリスクを最小限に抑えられる
暗号資産に限らず、投資運用をするなら、もしも暴落時が起きてしまったときのリスクに備えて現金化は損失回避の手段として非常に有効です。
実際にビットコインは過去何度か大暴落を経験しています。
たとえば2021年11月に過去最高1BTCあたり780万円を記録したと思ったら、翌年の1月には1BTCあたり380万円まで下がっています(高値から約51%の下落)。
保有しているビットコインの一部(もしくは全て)を現金化しておくことで、こうした暴落時の影響を回避できます。
しかし、現金化すると課税対象になってしまうので注意しておきましょう。
利益が出ているときに現金化すれば次につながる
買った時よりビットコインが値上がりしているときに一部を現金化しておくと、価格が下がっても損失を抑えつつ確定していた分の現金を使い買い増しができます。
ビットコインを買う
↓
値上がりしたところで一部(もしくは全て)を現金化
価格が下がったとこで買い増しを繰り返すことで、損失を回避しつつも、投資資金を増やせます。
ビットコインを現金にするベストなタイミングはいつ?
保有しているビットコインを現金化、つまり売るタイミングの見極めは次の3つ。
・よいニュースが出た時
・買ったときより値上がりした時
・あらかじめ決めていた価格に値上がり(値下がり)した時
それぞれ解説します。
1.暗号資産のよいニュースがでたとき
ビットコインや暗号資産の市場はまだまだ発展途上なので、日々さまざまなニュースが発表されています。
保有している暗号資産にポジティブなニュース(新プロジェクト発表やイベント、アップデート情報)が出た時、価格が高騰することもあります。
ネットやSNSなどで事前に情報をキャッチできたら仕込んでおくといいですね。
ちなみに突発的な高騰が起こったあとは暴落する可能性も高いので、「出遅れた」と思った場合は手を出さない判断も重要になります。
アルトコイン(主にビットコイン以外のコイン)は高騰後に暴落する傾向が強いので要注意です。
2.買ったときより値上がりしたとき
投資の方法として「買ったときより値上がりしたら売りのタイミング」です。
初心者ほど「価格が一番高いところで売りたい」と思ってしまいがちですが、あまり欲をだしすぎると逆に売りのタイミングを逃して損を抱えてしまうので注意してください。
3.あらかじめ決めていた価格になったとき
資産運用するときは
・〇〇円になったら利益を確定する
・〇〇%下落したら損切りして損失を抑える
という売買するタイミング(ルール)を事前に決めて、それに従って動くことが大切です。
投資は「買う時より売る時の方が難しい」と言われるほど、売るタイミングの見極めが難しいです。
経験がない初心者は「まだ上がるかも」、「今は下がっているけど、少し待てば反発するかも」と、つい欲を出してしまい、売りのタイミングを逃してしまうんですね。
感情ではなく、こうしたルールを決めて行動することで、損失を最小限に抑え、利益を最大化できます。
どうしても感情に流されてしまうという人は、「指値」や「逆指値」などの注文方法を活用するのもオススメですよ。
ビットコインを現金化する方法についてまとめ
以上、ビットコインを現金化する方法や注意しておくべき点について紹介してきました。
今回紹介してきた現金にする方法の中で、初心者でも簡単にできる方法が販売所や取引所での換金です。
暗号資産の税制や法整備はまだまだ整っておらず、現金化一つにしても複雑で素人が計算するにはわかりにくくなっています。
もし、ビットコインを買ったあとに現金化を考えているなら、合わせて課税されるタイミングや計算方法などを学んでおきましょう。
売買を繰り返して知らないうちに利益が20万円を超えて申告していないと、脱税になってしまうので注意してくださいね。
不安であればGTAXやCruptactのような損益を自動で計算してくれるツールの利用や、暗号資産に精通している税理士へ相談してみましょう。
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